市民活動の基礎について

「市民活動」って何ですか

 地域の美化活動をする、不登校の子どもたちのための居場所を作る、身近な川の水を蘇らせようとする、宅老所を作ったり、お年寄りにお弁当を届けたりする、地球の温暖化問題に取り組む、市民活動にはさまざまな活動があります。しかしその活動に共通しているのは、市民自身の自発性です。

 「市民活動」は市民がさまざまな地域や社会の問題に対して、その解決のために自発的に取り組むことです。みな誰かに強制されたわけでもなく、お金がもらえるわけでもありません。

 困っている人が助かったり、社会的な問題の解決にこぎつけたり、活動を通してたくさんの友人ができたりと、市民活動をすることによって得られる社会的な成果やひとりひとりの充実感や満足感が報酬であるといえます。

「市民活動」と「ボランティア活動」はどう違いますか

 どちらも「わたしがやります」というボランティア(自発)の精神で、市民自身がさまざまな問題の解決に取り組むことです。

 「ボランティア活動」が主に福祉領域から始まった個人の自発的な関わり方を表す言葉として使われてきたのに対して、「市民活動」の方には、当事者による問題解決行動を含むより大きなつながりと広がりを持った活動のイメージがあります。

 しかし、近年では、ともに「市民自身が自発的にさまざまな問題の解決に取り組む活動」という、広い意味で使われることが多くなっています。

「市民活動」や「ボランティア活動」は必要ですか

 社会には、公平性や平等性を原則とする行政サービスや、利益追求を目的とする企業のサービスでは扱いきれない多様なニーズがあります。

 市民自身による営利を目的としない「市民活動」や「ボランティア活動」はこうしたさまざまな問題を解決し、「行政」や「企業」とは、違った方法で、私たちの社会を豊かにしています。

私たちの団体も「NPO」なのですか

 「NPO」とは、Non-Profit Organizationの頭文字の略で、日本語にすると、「民間非営利組織」となります。社団法人、財団法人、社会福祉法人、学校法人、宗教法人、生活協同組合、労働組合などがNPOの仲間です。その中で近年新聞やテレビでよく聞くようになった「NPO」は、市民自身が自発的に地域のさまざまな問題の解決に取り組み組織的に活動している「市民活動団体」のことを指しています。

 そのような団体に簡易に法人格を付与できる特定非営利活動促進法が平成10年(1998年)12月に施行されたため、特定非営利活動法人(NPO法人)のことを指してNPOと呼ぶこともあります。

 「自分たちのため」だけではなく「みんなのため、社会のため」に活動している非営利の組織を「NPO」といいます。

市民活動に参加したいのですが

 入り口はたくさんあります。まずは、どんなことに興味があるのか考えてみましょう。お年寄りと話しをするのが好きとか、いつも見ている川の汚れが気になるとか、何かしら自分の興味をひくものがあるはずです。自分の得意なことをいかすこともできます。

 さっそく市民活動サポートセンターにご相談ください。団体情報やイベント情報などから、活動に参加してみたい団体がきっと見つかるはずです。また、当センター以外の「市民活動」「ボランティア活動」の相談機関のご紹介もいたします。